コネクタ付EtherNetケーブルを使用しているが通信エラーが頻繁に起こる
相談概要
多関節ピッキングロボットに、他社製M12 Xcode コネクタ付のEtherNet ケーブルを使用していたが、頻繁に通信エラーと断線が起こっていました。
お客様から、早急に原因を究明したいとの要望を受けました。
原因調査
当該品をネットワークアナライザー及び解体調査で原因を調査。
3次元の動きを要するケースにも関わらず、導体構成が7本撚り構造のケーブルを使用。
ケーブル内の線心あるいは対よりが曲げによって動き、原点復帰する間も無く次の曲げ運動が生じており、折癖がついていることを解明。
解析・分析したところ、該当箇所と断線箇所と一致していることを確認。
当社からの提案
移動用ケーブルの固定部は可動時にケーブルの応力が分散できる配線を提案。
且つ、U字試験4000万回をクリアしている可動用EtnerNet ケーブルを推奨。
まとめ
ご採用いただいた結果、再配線後は安定稼働は勿論のこと、サポート体制も完備されており採用して良かったと、感謝のご言葉をいただきました。 今回のケースにおいては、使用機種に応じて特定の個所にストレスを蓄積させないような配線方法と、お客様の使用用途に合った製品のご提案をおこない、問題が解決されました。
産業用イーサネットは需要が急速に高まっている分野ですので、当社も日々様々なご相談を承っております。 より複雑なご相談もございますが、全てのお客様にご満足していただいております。 この様な問題を解決できるのも、全てお客様との出会いからです。 出会いから様々なヒントやご要望をいただき、製品開発のヒントにしてまいりました。 その結果お客様のご指示のおかげで、当社には様々な経験に加え、豊富な在庫ラインナップも取り揃え出来るようになりました。 深く感謝いたします。 産業用イーサネットをご検討の際には、是非当社にお声がけください。 未来へ向かって新たな出会いをお待ちしております。